生命保険、死亡保険や医療保険、がん保険といった加入している保険を見直したいが
いったいどのようなタイミングで見直せばいいのか?
保険見直しのタイミングを迷っておられる方も多いのではないでしょうか。
保険見直しを考えるにあたっては
保険見直しのタイミングとして、絶対的な正解はありません。
しかし、タイミングが遅すぎるということはよくあります。
保険見直しのタイミングが遅すぎる事例についてご紹介していきたいと思います。
病気になってから保険の見直し
保険の必要性や重要性を最も感じるのは「病気になったとき」です。
医療保険やがん保険であれば、身体の調子が悪い、健康診断の結果が悪かった、病院に行ってみると「がん」と診断された。
そんな時に「入っている保険はどんなだったかな?」と改めて見直すことでしょう。そして、最も真剣に加入している保険について考えるタイミングかもしれません。
最近では病気になってからでも加入できる医療保険もでてきましたが、保険料が割高で保障内容も制限されている場合が多いです。
「がんと診断された」場合のように、大きな病気の診断や治療の直後では医療保険には加入することができません。
当然ながら、「がん保険」にも加入することはできなくなってしまいます。
そのため、病気になってから自分自身が加入している保険の内容をみて「これでは足りない」と思って、保険見直しを考えるというのはタイミングとして遅い。
ということになります。
健康診断を受けてから保険の見直し
健康診断を受けるから、その結果を見てから保険を見直すという方も多いように思います。
健康診断の結果「異状なし」ということであれば、保険を見直し、新しい保険に入ることも可能です。
しかしその場合、先ほどの病気の事例のように「自分は健康である」と思えると保険には関心を持たなくなる。という可能性があります。
また健康診断の結果「再検査の必要あり、異常あり」等といった異常の指摘をされた場合はどうでしょうか?
この場合は保険の必要性、保険見直しの必要性を強く感じられるかもしれません。
しかし残念ながら健康診断の結果「異常の指摘」を受けている場合は医療保険には加入することができません。
健康診断で異常の指摘を受けて、その後の再検査で問題なしと言われかられでないと診断される、もしくは問題が無いままに一定の年数が経過するという状態でないと新たな保険には加入することができません。
ですので、保険を見直すのであれば「健康診断を受ける前」というのがベストなタイミングになります。
健康診断を受けて悪い結果が出たら保険が必要になりそうだから、健康診断を受けてから保険見直しをします。というのはタイミングとしては遅いです。
会社を辞めてから保険見直し
会社を辞めるので保険の見直しをする。
これも保険の見直しとしては遅いタイミングです。
但し、加入している保険を見直して、新しい保険に入るのではなく「加入している保険を削減する」というだけであれば問題はありません。
がん保険は違いますが、医療保険や死亡保険の場合は「職業選択」というものがあります。
職業や収入によっては保険に加入できない場合があるのです。
例えば、会社を辞めてしばらくは失業保険を受給して、その後の就職を考えている。という場合。
職業としてはある一定期間は「無職・無収入」ということになります。
そのタイミングで加入している保険の保険料が高いのでもっと安いタイプの医療保険や死亡保険に入り直したい。となっても、職業や収入で加入を断られます。
会社を辞めて保険を見直すのであれば「会社員」という世間的には安定した職業と収入を維持している内に保険を見直すのが最適です。

会社を辞める、転職する、無職になる期間がある。
という場合は、ある程度は将来を見ていることと思います。
無職、無収入の期間が長くなりそうということであれば、肩書(会社員・収入)がある状態で保険の見直しをしておくことです。
定年退職をしてから保険の見直し
定年退職をしてから保険の見直しをするというのも、上記の「会社を辞めてから保険の見直し」と似ています。
定年退職をして年金生活者となるので収入が減少するので保険を見直したい。
という要望は多くあります。
収入が減少することで、支払える保険料には限界があり加入保険を見直したい。という要望があります。
定年退職後は年金という収入があるのであれば、「年金生活者」という肩書を得ることができますので、そういった点では保険の見直しはいつでも可能です。
問題は、今まで毎日働いていた人が急に仕事が無くなり、やることが無くなった「自由」な状態を手に入れることによって病気になりやすい。ということもよく聞きます。
病気になってから保険を見直しというのはタイミングとしては遅いですので、より健康な状態で保険を見直しておくのがおススメです。
離婚してから保険の見直し
離婚と保険の見直しに関しては下記の記事でも書いていますが、理想としては離婚して夫婦の関係性が遠くなってしまう前に保険の見直しを実行しておくのがおススメです。
離婚によって、以前の夫・妻と連絡を取ることができない。関係性が非常に悪化していて連絡をしにくい。
というようなことがあるかもしれません。
保険の見直しをする際には加入保険の「契約者」の同意と自署が必ず必要となります。
離婚が成立してから保険の見直しをするのではなく、
できればですが、夫婦間のコミュニケーションが取れる内に保険の見直しを済ませておくのが良いでしょう。
保険の見直しは前倒しで
個人の事情や環境によって、ベストなタイミングで保険の見直しをするというのは難しいことかもしれません。
ですので、保険の見直しをするのであれば少しでも前倒しで、早いタイミングで対応しておくのがおススメです。
保険のことを考えるのは面倒ですし、時間もかかります。
また、絶対的な答えが無いことでもあるので迷ってしまいます。
難しいこともたくさんあるかもしれませんが、ご自身にとってのベストなタイミングで保険の見直しを実行されることをお勧めします。