最近、テレビCM等が多くなってきて、注目されているのが「病気の人でも入れる医療保険」です。
商品名だけ聞くと、誰にでも優しいとても良い商品のように思えてきます。
一般的な医療保険とはどのような違いがあるのでしょうか?
病気の人でも入れる医療保険
最近、テレビCMなどでよく聞くのが「病気の人でも入れる医療保険」というフレーズです。
「緩和型医療保険」とも言われていますが、加入条件を緩くすることで、病気で治療中の人でも加入できるようにしている医療保険です。
一般的な医療保険との違い
「緩和型医療保険」とよばれる医療保険で注意すべき点があります。
一般的な医療保険に比べる割高で保障内容が少ない場合が多い。ということです。
例えば、糖尿病になっている人でも入れます。という医療保険と。糖尿病の人は入れませんという医療保険では、入口を狭くしている後者の方が保険料は安くなります。
その理由は、加入後に給付金を受け取る人が多くなるのはどちらか?ということです。給付金を受け取る確率が高い人が多い保険ほど保険料は高くなります。
ですので、病気になってから医療保険に入るということは、結果的には保険料が高くなり、思ったような保障内容が得られない可能性があるということに注意が必要になります。
保険会社の目的
病気の人でも入れる医療保険は、今まで病気が理由で加入することができなかった人、契約をお断りしてきた方にも加入していただこう。ということが保険会社の目的です。
「病気になっても入れる保険があるから大丈夫」ではなくて、医療保険を考えるのであれば、まずは健康で若い内により安くて、保障内容が充実している医療保険を検討されることがおススメです。
健康体であれば、医療保険の保険料は安くなり、条件も厳しくない場合が多いです。
健康状態によっては加入できる医療保険が無い。そんな方が考えるのが「病気の人でも入れる」緩和型の医療保険です。
誰でも入れるから「保険料は高い」
誰でも入れる医療保険や死亡保険があったとすれば、それは「誰でも入れない保険」に比べると、当然ながら保険料が高くなります。
「最近は、誰でも入れる良い保険があるのよね」というのは、保険会社の広告が上手いだけです。
実際に保障内容をよく見て、ご自身に合った保険を選ぶことが何よりも大切です。