がん保険の選び方

がん保険と三大疾病保険は全く違う保険です

がん保険と三大疾病保険の違いは何でしょうか?
三大疾病保険は、保険会社によっては「特定疾病保険」という名称になっていることもあります。
また、保険商品によっては三大疾病だけではなく、病気の種類が多いタイプ(7大疾病等)の保険商品も発売されています。
今回は、がん保険と三大疾病保険という、同じような印象を受ける2つの保険の違いを解説します。

三大疾病保険の保障範囲

まずは三大疾病保障保険の保障範囲を確認しておきます。
三大疾病とはなにか?ということを理解しておくことが重要です。

  • 死亡したとき
  • 高度障害状態になったとき
  • がん(悪性新生物)と初めて診断確定されたとき
  • 脳卒中に罹り、所定の状態になったとき
  • 急性心筋梗塞に罹り、所定の状態になったとき

死亡時+3つの病気(三大疾病)が保障の対象

三大疾病保険は保障される病気の範囲は3つの病気ですので、がん保険よりも幅広く設定されているのが特長です。
また、がん保険のように治療内容に応じて給付金を受け取るのではなく、一時金で保険金を受け取り、保険が終了するというタイプの保険が多くなっています。
また、三大疾病保険の種類によっては「死亡の保障が無い」タイプの三大疾病保険(三大疾病保障特約)もあります。
*保障内容は加入される保険会社の契約概要等は必ずご確認ください。

三大疾病保険の保障内容

例えば、三大疾病保険に入っていて「がん」に罹患した場合。
保険金を受け取ることで三大疾病保険は終了するタイプと病気ごとに受け取れるタイプがあります。
がん保険であれば、保障内容に応じて、がんで治療を続ける限り給付金を受け取ることができます。
ですので、がん保険の方がより治療内容に沿った保障をされるというイメージになります。
三大疾病保険は一時金で大きなお金を受け取れるのが特長ですので、三大疾病になった時に大きなお金があれば助かるという人に向いています。

三大疾病保険の加入事例

例えば、
◆社長が急性心筋梗塞になり身動きが取れなくなった間の運転資金の一部を保険金で補てんできるように会社で経営者保険として三大疾病に加入する。

◆夫が脳卒中になるとその後の収入が不安定になるので、三大疾病保険の保険金で住宅ローンの一部を繰り上げ返済する。

三大疾病保険は保障される金額が大きい分だけ保険料も割高になります。
ご自身が何に対して備えたいのか?どんな保障が必要なのか?
目的を明確に持って、備えておくのが良いでしょう。

一時的な出費の補てんは三大疾病保険で、入院費用等の出費はがん保険や医療保険でという使い分けもできます。

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