保険見直し

保険料は保険会社によって違うのか?

保険加入経験のある方で、
「何社かの保険会社を比較検討した上で保険に入った。」という方ならご存知のことと思います。

保険料は保険会社によって違います。

当たり前のことかもしれませんが、違いを知っておくだけで保険選びの幅が広がりますので参考にしてもらえると嬉しいです。

保険料は比較できる

保険料は比較できるというのをご存知でしょうか?

生命保険の特徴として、

1つの保険会社から提案された保険商品は、同じような他の保険商品とは比較ができない、または比較が難しい。

そもそも、提案された保険プランが気に入ったから比較する必要性を感じない。

という方もいらっしゃるかもしれません。

例えば、こんな保険はどうでしょうか?

保険比較の例

【条件】30歳・男性
【加入内容】定期保険・保険期間/保険料払込期間10年
【保障内容】死亡保険金額1,000万円

保険の種類、保険金額、保障額などをシンプルにすることで生命保険は比較することができます。

比較する場合は以下のようなサイトがお勧めです。

価格.com保険

家電商品の価格比較で話題になった価格.comですが、家電だけではなく保険商品の価格比較も行っています。

例えば、上記の条件(30歳・男性・定期保険10年・1,000万円)だと以下のような結果が出てきます。

*保険料は記事作成時(2022年2月)の保険料ですので、将来変更になることもありますのでご注意ください。

分かりやすように上位の「安い保険料」と下位の「高い保険料」が比較できるように画像を掲載しています。

同じ条件の定期保険であったとしても保険料が大きく異なっているのがわかると思います。

同じ条件で保険料を比較する

それでは保険見直しの際に保険料の比較はどのようにすれば良いのでしょうか?

ポイントは

同じ条件で保険料を比較する

様々な保険商品が複雑に入り組んだような保険プランを持って来られると、保険料の比較と言っても非常に難しく感じるかもしれません。

例えば、提案された商品が

保険プラン

死亡+がん+三大疾病+医療+介護

すべてがセットになって安心できますよ。というプランの場合。

まったく同じプランを他の保険者と比較するのはむずかしいのですが

他の保険会社と保険料を比較する際にはそれぞれの保障だけを取り出して比較するのです。

保険の設計書のプランをよく見てみると

複雑に組み合わされたようなプランであっても、1つ1つの保障は決まっています。

先程のプランであれば、複数ある保障の中から

保険プラン

死亡保障

「死亡保障」の部分だけを抜き出してみます。

提示されている「死亡保障」の内容はどんなものでしょうか?

  • 保険期間(いつまでの保障か?)
  • 払込期間(いつまで支払うのか?)
  • 保険金額(いくらの保障か?)
  • 保険料(死亡保障だけの保険料は?)

「死亡保障」という部分だけを抜き出すことによって、保険料の比較ができます。

保険料が高いのか安いのか?

シンプルな保険料の比較として、

提案されている保険プランの「部分」の保険料が高いのか安いのかを比較してみましょう。

例えば、抜き出した保障が「死亡保障」だとすれば、同じ条件の死亡保障の金額が他の保険会社と比較した時にどれくらいの差額があるのかを調べることができます。

最初に挙げた事例のように「2〜3倍の価格差」がつくこともあります。

同じようにして、

他の保障部分も調べてみます。

必要な保障を確保しながらも、保険料をより安くするということが目的であれば、保険料の比較をすることによって保険商品の組み合わせを変えるという方法も可能です。

保険プラン

死亡保険:A保険会社

保険プラン

がん+医療:B保険会社

保険プラン

介護、三大疾病:C保険会社

それぞれの保障は保険会社によって保険料の価格差がありますので自分でしっかりと調べることによって、保険料を安く見直すことが可能になります。

同じ保障でも価格差がある

生命保険は同じような保障内容の保険商品であっても「価格差」があります。

他の商品だと分かると思います。

例えば、飛行機。

日本からシンガポールへのフライト。

移動するという目的は同じですが、

航空会社によって航空券の価格は異なります。

航空券の場合は様々な条件によって購入価格が異なっていますので非常に複雑にはなっていますが、航空会社によって販売価格が違っているのはご存知のことでしょう。

では、生命保険の場合はどうでしょうか?

生命保険も同じように保険会社によって価格が違っています。

最初に挙げた事例のように「定期保険、10年間保障、1,000万円」という保障の保険だと保険料の価格差が「2〜3倍近く」付いていたのがお分かりだと思います。

価格差があることを知って検討する

生命保険は「保険料が安い方がいいのか?」というと、必ずしもそうではないと言えますし、

生命保険は「保険料が高い方がいいのか?」というと、これもまた必ずしもそうではない。ということになります。

保険料が安いから「保障されない、役に立たない、信頼できない」ということには当然ながらなりません。

同じように

保険料が高いから「保障がしっかりしている、役に立つ、信頼ができる」ということではないです。

最終的に何を基準として、どの保険会社を選ぶのかはご自身の選択次第です。

明確な答えはありません。

保険を見直される際には「生命保険は保険会社によって保険料が違っている」ということを知っておくだけでも、保険見直しの選択の幅が広がります。

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