最近では、テレビコマーシャルもよくみるネット保険ですが、どのように選べばいいのかが分かりません。
ネット保険を通じて医療保険を選ぶポイントはありますか?
「人」を介さずに手続きができる
ネット保険はインターネット上で契約が完結する保険のことです。
生命保険会社の職員、代理店、銀行の窓口等、生命保険や医療保険を販売している「人」を介さずに保険の手続きをすることができるのが特長です。
そのため、人に会う煩わしさや人と話す時間、アポイントを合わせる時間と手間、保険ショップなどのお店に出向く手間を省くことができますので、自分自身の時間の節約にもなります。
- 営業担当の人と会う時間が無い
- 人と会って相談をする必要が無い
- 営業担当の影響を受けるのは好まない
このような方には、人を介することが無いネット保険は魅力的な保険なのではないでしょうか。
保険料が安いとは限らない
保険会社側とすれば、営業担当者等の「人」を介さないことによって人件費の節約となります。
その浮いたお金(事業経費)で、保険料を安くしたり保障内容を充実させてたりすることが可能になる。というようにテレビコマーシャル等ではPRしていることもあります。
しかし、実際にはインターネット上で保険を加入するシステムの開発、運用、また集客のための広告宣伝費等により、インターネット上での契約に限定しているネット生保だから保険料が他の保険会社と比較して特別に安いということはありません。
インターネット加入に限定したネット生保だから保険料が安いということは、現在のところはありません。
ですので、今までにこのホームページでも書いてきたように同じ保障内容等の条件で保険料の比較というものが重要です。
ネット生保の選び方は他の保険と一緒
インターネットに限定した加入経路のネット生保だから保険料が特別に安い、保障内容が充実しているということは一概には言えませんので、ネット生保を選ぶ際には他の保険会社での保険選びと条件は一緒になります。
ネット生保の医療保険を選ぶポイント
- 保険期間はいつまでか?
- 保険料払込期間はいつまでか?
- 保障額はいくらか?
- 入院・手術以外の保障は?
- 保険料はいくらか?
- 保障以外の付帯サービスはあるのか?
医療保険を選ぶ際のポイントとして上記の条件を同じにしてみて比較してみるのがいいでしょう。
例えば、
終身タイプ(一生涯の保障)で入院5,000円/日、手術保障、先進医療
という医療保険と
定期タイプ(60歳までの保障) で入院5,000円/日、手術保障 、先進医療
という同じ保障内容の2つの保険で比較すれば、当然ながら「定期タイプ」の方が保険料は安くなります。
自分で判断ができる人にはおススメ
私自身はネット生保と一般的な生命保険会社というように、複数の保険会社を組み合わせて保険に加入しています。
ネット生保の特長は2つ。
- 他の保険と比較すると保険料が安い部類に入る
- 担当者と会わずにネットだけで完結する(一部書類審査等あり)
保険会社や代理店の担当者、営業と会う、相談をする必要が無く加入手続きができるので、時間的な制約等を受けることがありません。
自分で医療保険を選べるか?
相談相手がいない保険選びですので、保険に関する疑問点などはコールセンターや問い合わせフォーム、チャット等のシステムを使って解決することになります。
その上で、ご自身で医療保険保険を選ぶことができる方であれば、ネット保険での医療保険やがん保険、各種生命保険の加入手続きは非常におススメです。
私もネット生保で保険を申込した際の手軽さには驚かされました。
保険比較の一つとして
ネット生保の保険だから全てにおいて優れているとは限らないのが現状です。
この保険が最も良いということはありませんので、結果的には「いくつか保険を選ぶ際の候補の一つ」としてネット生保の保険を考えるのがおススメです。
医療保険をいくつかの保険会社、保険種類の中から選ぶということであれば、その選択肢の中の一つにネット生保も入れてみて、その中でベストな保険を選択するのが良いでしょう。
人と会わずに契約できる医療保険も
ネット生保は人と会わずにインターネットの画面上だけで契約手続きが完結するタイプの保険ではありますが、一般的な生命保険会社の医療保険であっても人と会わずに郵送手続きだけで加入できる保険会社もあります。
保険会社によっては営業担当者と会う「面談」を必須としている会社もあります。
一方で、本人確認書類等を添付すれば郵送だけで契約ができるという保険会社もあります。
手続きの方法は保険会社によって異なりますので、契約前に確認する必要があります。