がん保険の選び方

がん保険の「終身と定期」2タイプを賢く選ぼう

がん保険を選ぶ時にとても大切なのは、保険期間です。
がん保険の保険期間には2タイプあります。「終身と定期」2つの違いをしっかりと理解しておくことが非常に重要です。

がん保険の保険期間

「保険期間」というのは『いつまで保障が続くのか?』ということです。
どのような保険であれ、必ず保障される期間を定める「保険期間」というのが決まっています。

がん保険も医療保険と同じように「終身と定期」の2つのタイプがあります。
近年の主流は「終身タイプ」であるように思いますが、定期タイプのがん保険も様々な保険会社から発売されています。
終身と定期の違いは保障期間・保険期間です。

  • 終身タイプは「一生涯保障が続く」
  • 定期タイプは「一定期間保障が続く」

まったく同じ保障内容で比較すると保険料が安くなるのは保障される期間が限定されている「定期タイプのがん保険」です。

終身タイプのがん保険

終身タイプのがん保険は定期タイプよりも発売されているがん保険の種類も多く、人気です。
理由として考えられるのは、

  1. がんの罹患時期として多いのが高齢になってからであること。
  2. がんの治療が始まると、いつまで治療が続くか分からない。

という2点があるのではないでしょうか。
がんという病気の特長として、「浸潤、転移、再発」があります。がんの部位、進行度にもよりますが、がんの治療が終わっても必ずしも「完了」ではない可能性が高いということがあります。

一度がんに罹患すると新たに「がん保険」に加入することはできません。
ですので、一生涯の保障を確保されておくことで、例え「がん」という病気との闘病生活が始まったとしても一生涯続く安心を手に入れることで、治療に対する先行きの不安を少しでも解消できるのではないでしょうか。

定期タイプのがん保険

一方で保険期間が予め定まっている定期タイプのがん保険は、保険期間が限定されていますので先ほどの「終身タイプのがん保険」と比較すると、同じ保障内容であれば保険料は安くなります。

メリットは一定期間だけがんの保障を手厚くしたい。という方には向いています。

例えば、
子供小さく、収入も安定していないので「子供が小さな内だけは手厚い保障が欲しい」という方。
会社を経営しているが、借り入れも多くあり、売上も経営者に依存している。もしもがんのような大きな病気になったら、会社の経営に大きな影響を与える。

というように一定期間だけでも手厚く保障することを望まれるのであれば、このような定期タイプのがん保険を選ぶことで、一定期間内はがんの保障をより安い保険料で確保することができます。

がん保険の加入目的を明確にする

ポイントとなるのは「何のためにがん保険に加入するのか?」ということです。
もしも目的がしっかりとしているのであれば、その目的を達成するために必要な保険の種類、そして保険期間が明確になることでしょう。
定期タイプ、終身タイプのどちらが良い保険ということはありません。
ご自身にとって都合の良い保険が存在しているだけなのです。
そして、できることならご自身にとってより都合の良い保険を選ばれることをおススメします。

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