がん保険の選び方

がん保険の保険料を抑えるなら定期タイプ

がん保険の保障は必要だけど、少しでも保険料は安くしたい。
そんな、シンプルにがん保険の保険料を抑えたいという方には、一生涯保障が続く終身型のがん保険でなく、一定期間だけがんの保障が確保できる定期型のがん保険を選ぶことで保険料を安く抑えることができます。

定期タイプのがん保険

「定期型」のがん保険は一定期間だけ保障するがん保険です。
最も安いタイプであれば「10年定期」という10年間だけ保障されるタイプのがん保険があります。
10年後には保険が終了されるのではなく、「更新型」というタイプであれば自動更新され、10年後の年齢の保険料に上がって保障が継続されます。
ですので、契約から10年以内に「がんに罹患」してがん保険を使うようなことがあっても、そのまま保障を継続することが可能です。
自動更新の場合は、更新時点で保険会社から郵送で「更新のお知らせ」という通知が届きます。契約継続の意思がなければ更新しない旨を保険会社に伝えることで保険契約は終了します。
また、60歳や65歳などの年齢で保険期間を定めるタイプの保険もあります。
この場合は、「自動更新」ではなく、定められた期間が到来すると保険契約は終了します。
例えば、60歳まで保障される定期タイプのがん保険に加入している人が、59歳でがんになったとしても、保障をその後も継続することができません。

定期タイプの保険料

がん保険に加入する年齢や性別によっても異なりますが、同じ保険会社の同じ保障内容で比較した場合、終身型は、定期型の2倍~3倍高い保険料になっています。
ですので、単純に保険料という比較であれば、定期タイプのがん保険を選択することで保険料は安く抑えることができるのです。

見直しがしやすい定期タイプのがん保険

10年ごとに更新を迎えるタイプの「定期型がん保険」の場合。
更新通知が保険会社から届きますので、更新前のタイミングで「保険料が上がる前にがん保険再検討しようかな」とがん保険見直しする機会があります。
終身型のがん保険は保障がずっと継続していますので、だらだらと入り続けてしまいかねない、というリスクも考えられます。

定期タイプのがん保険の特長

定期タイプの最大のデメリットは、「がん」になり、治療が長引いた場合です。
契約期間中であれば、がん保険から給付金を受け取ることができますが、契約期間が終了すると保険も終了してがんの保障も終了します。
がんは最初の治療も大変ですが、がん治療が終わった後の再発・転移の不安は継続的に続きます。そんな時に、がん保障が無くなってしまうことの不安を感じる可能性があります。

目の前の問題である保険料の負担と同時に、長い先の将来のこと。
両方を考えたうえでご自身にとってのベストな選択を考える必要があります。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。