がん保険に加入された必ずご家族にがん保険に加入されたことをお伝えされることをお勧めします。それは「がんを保障する保険」という商品の特性上の理由でもあります。
がん保険の給付金受取人は本人
現在発売されている多くのがん保険は「給付金の受取人が本人」(保障の対象となる被保険者)に設定されています。
保険会社によっては被保険者以外を受取人として指定できない場合もあります。
では実際に給付金を請求する時のことを想定してみてください。
「がんに罹患した本人」が加入しているがん保険の手続きにまで気が回るかというと、そうではないことも考えられます。
また、がん保険の請求をすることはご自身が「がん」であることを認めてしまうことになり、気が重いから後回しになるという方らもいらっしゃいます。
手続きを家族に任せられるように
そんな時のためにご家族が近くにいらっしゃる方は、がん保険に加入されたらその時点でご家族にも知らせておくようにしましょう。
できれば保障内容まで情報を共有しておくのがベストですが、人の保険の中身まで覚えていられないという方も多いでしょう。
最低限として、保険証券や加入内容の設計書、パンフレット、約款等の書類が置いてある場所。そして、担当者や代理店の連絡先が分かるように伝えておきましょう。
がん保険や医療保険は一生涯タイプのものも多いですので、契約は長期に渡ります。もしかしたら代理店や担当者が変わっていたり、電話番号が変わることもあるかもしれませんので、できれば加入しているがん保険の「保険会社のフリーダイヤル」の電話番号も必ず控えておくようにしましょう。
保険は請求が必要
がん保険という保険商品に限ったことではありませんが、保険という商品はその性質上、請求をしなければ効力を発揮することはありません。
加入していても、加入していることを忘れて請求しなければがん保険が役に立つことは絶対にありません。
がんにならないのが一番かもしれませんが、がんになった時にもスムーズに情報が家族と共有できるように、加入している保険の情報は家族に伝えておくことがおススメです。