がん保険の選び方

がん保険と医療保険のセット商品

がん保険と医療保険がセットになった保険商品があります。
さらに、死亡保障や介護保障までパッケージになったセット商品もあります。
このようなセット商品を選択する際の注意点をお伝えします。

将来的に保障を別々にできるのか?

もし、最小限の内容にするとすれば、どの保障が残せて、保険料はどうなるのか?ということです。 セット商品のデメリットとして、加入後に継続しないといけない保障内容が決まっていたり、「これ以上は安くできない」という下限制限がある場合があります。これは保険会社ごとに規定が異なります。
死亡保障が付いているセット商品であれば、死亡保険金額は「○○○万円以下にはできない」という場合。
がんと医療保険のセット商品の場合、最終的に残せるのが「がんと医療」どちらの保障なのか?といったことが重要になります。

例えば、、、がん+医療保険のセットに加入

糖尿病になり、糖尿関連で入院する可能性は高い。しかし、年金生活になり保険料は少しでも安くしたいので、がん保障はやめて、医療保障のみにしたい。という場合。
がん保険が主契約(メインの保険)であれば、特約となっている医療保障のみを残すことはできません。

各保障の保険料は割高ではないか?

様々な保障がセットになっている商品だから保険料が安いとは限りません。
一般的な小売業の場合は、セットで購入すると安くなる。ということがありますが、保険ではそうとは限りません。

がん保障+医療保障+死亡保障

このようなセットの保険では、各保障内容と単品商品としての保険を比較して保険料が安いのか高いのか?という比較が必要です。
例えば、医療保障の部分であれば「入院5,000円+手術保障」という内容で、同じ条件の医療保険単品で比較して保険料を比べることができます。
セットで加入するよりも、別々に加入する方が保険料が安くなったり、保障が充実している場合もあります。

セットではなく、単品で加入するメリット

【セット商品加入】

がん保障+医療保障+死亡保障=一つの保険

【単品商品加入】

がん保険+医療保険+死亡保険

セット商品では、保険は一つですので、手続きが楽です。
単品での加入では、同じ手続きを3回する必要があるかもしれません。(契約書を3枚書く等)
単品商品加入のメリットは、それぞれの保障を自由に設定できるということです。

例えば、がん保障は手厚くして、医療保障は少しで良い。死亡保障は短期で手厚く欲しい。
というように、保険会社がセット商品に定める規定に関係なく設計できます。
また、将来的に各種保険を解約したり減額したりすることも自由にできます。

自由度の高さからも、私のおススメはセット商品での加入ではなく、必要に応じて単品で各種保険に加入される方法です。

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