がん保険の選び方

がん保険のパンフレットにある上皮内新生物とは?

がん保険のパンフレットを見ていると必ず出てくるのが「上皮内新生物」という普段は聞き慣れない言葉です。
がんと上皮内新生物はどう違うのでしょうか?

がん保険の上皮内新生物

がん保険を検討されているのであれば「がん(悪性新生物)」という言葉は聞いたことがあるとは思います。
「上皮内新生物」は普段はあまり聞きなれない言葉です。
上皮内新生物は「上皮内がん」「上皮内腫瘍」とも呼ばれています。治療を行えば転移や再発の可能性はほとんどないといわれています。
がんが上皮(粘膜層)内にとどまり、基底膜以降の組織に浸潤していない状態のがんのことです。

上皮内新生物ができる部位

主に上皮内新生物ができる部位は、大腸の粘膜や子宮頚部ですが、「肺がん・食道がん・すい臓がん・肝臓がん・膀胱がん」でも内臓の上皮組織内に発生する可能があります。
一方、「がん(悪性新生物)」は基底膜をさらに進んで他の組織に浸潤しているがんのことです。リンパ液や血液にのってがん細胞が運ばれ、多臓器へ転移する可能性があります。

上皮内新生物の保障

保険会社によって上皮内新生物に対する保障は異なります。

①がん保険と同額、同一の保障
②上皮内新生物の保障はがん(悪性新生物)より少なく保障

各保険会社がん保険により上皮内新生物に対する対応は異なります。
上皮内新生物は先ほどの病気の説明のように、多くの場合は入院が長引くこともなく、また適切な治療をすることで、がんで最も心配な浸潤や転移が起こりにくいと言われています。
ですので、もし医療保険に加入されているのであれば、上皮内新生物の治療に関しては医療保険の保障で十分という考え方もできます。
上皮内新生物が何かよく分からないままに保障を考えるのではなく、上皮内新生物がどんなもので、どのような保障が必要なのかという認識を正しく持つことで、保障の持ち方を考えてください。

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