加入している医療保険で入院をしたら、最高で何日間まで保障されるかをご存知ですか?
医療保険とがん保険の大きな違いは入院日数に対する制限があるか無いかです。
医療保険は多くの場合、入院に対しては日数の制限が設けられています。
医療保険の入院給付金の仕組み
「医療保険」は、入院をすると入院した日数分に応じて給付金を受け取れるタイプの保障内容になっているのが一般的です。
例えば、入院給付金5,000円の医療保険に加入していて、10日間入院した場合。
5,000円×10日=50,000円
入院を10日間すれば、5万円の給付金を受け取れるという仕組みです。
では、入院は何日まで保障されるのでしょうか?
医療保険の入院日数制限
医療保険の場合、入院には日数の制限が決められています。
「入院をしたら何日間まで保障されるのか?」は、医療保険の契約時に決まります。
また医療保険の保険料は、対応できる入院日数が長いほど保険料が高くなるという傾向にあります。
保険会社、保険商品、保険プランによって異なりますが、1回の入院日数の上限は決まっています。
1回の入院日数「30日、60日、90日、180日、365日」と医療保険によって様々です。
まったく同じ保障内容で保障される入院日数だけを変えた場合には、保険料は入院日数が短いほど安くなり、長いほど高くなっています。
保障される入院日数が「60日」のタイプの場合
「肺がんで70日入院」という場合であれば、給付金が受け取れるのは60日分までです。
残りの10日は保障対象外ということになります。
保障される入院日数を短くすることで保険料は抑えられます。
しかし、大きな病気にかかり、入院が長引いた場合には保障される入院日数が足りなくなるということも考えられます。
なにを重視して医療保険を考えるのか?
がん保険の場合は、保障される入院日数が「無制限」になっています。
がんの入院で長引くことは心配だけど、がん以外の病気で長引くことはあまり考えられないというかたであれば、保障される入院日数が短い医療保険とがん保険という組合せもおススメです。
特定の病気だけ入院無制限の医療保険も
医療保険によっては、7大疾病・3大疾病等といった特定の病気に関しては入院無制限で、それ以外の病気の入院は一定の日数だけ保障。という医療保険もあります。
各保険会社は医療保険に特長を出すために工夫し、自社の医療保険の強みをPRしています。
まずは加入している医療保険の入院保障日数を把握
なによりも重要なのは保障される入院日数が「長いから良い、短い良い」といった、良い悪いの判断ではなく、ご自身の加入されいている医療保険では、入院をすると最高で何日まで保障されるのかを知っておくということが重要になってきます。
入院保障日数が短いということは、それだけ毎回の保険料を安く抑えられている。ということが考えられます。
また、入院保障日数が長いということは、長引く入院に対してもしっかりとした備えを持てているということが言えます。
医療保険に入る目的はなにか?
もしもあなたの医療保険に加入する目的が、「長引く病気やケガの入院になってもしっかりと保障されるようにしておきたい。」ということであれば、入院保障日数が長いタイプの医療保険がベストです。
それよりも、短期で入院をしたとしてもより高い金額の入院給付金日額を受け取って、経済的な不安を取り除くようにしておきたい。ということであれば、入院給付金日額がより高い医療保険を選ぶのがベストです。
医療保険に入る目的がなにか?その上で、ご自身の予算に合ったタイプの医療保険を選ばれるのが良いのではないでしょうか。