医療保険の資料請求をすると、たくさんの医療保険のパンフレットが送られてきます。
たくさんの資料から医療保険の比較ができるのはいいけれど、どの医療保険をどう選んだらいいのかが分からない。
結局、「たくさんの医療保険の種類があり過ぎて分からないから諦める。」そんなことはありませんか?
医療保険のパンフレットを見て、医療保険を比較するポイントをご紹介します。
医療保険の比較は同じ条件で
日本で営業している多くの保険会社から、数多くの医療保険が発売されています。
実際に、一つの保険会社だけで検討するのではなく、複数の保険会社の医療保険を比較して加入を検討するという方は増えています。
以前は医療保険を発売している保険会社が少なかったということもあり、医療保険を比較して加入するという方は多くはありませんでした。
しかし、最近では「医療保険」という商品自体が増えてきたたこともあり、医療保険を比較する方が増えているのではないでしょうか。

医療保険を比較するということであれば、各保険会社の医療保険を同じ条件で比較することが必要です。
パソコンや家電製品などを購入する際には、様々な家電量販店やネットで価格を比較するのと考え方は一緒です。
問題は比較対象が同一か似たような条件でないと比較することはできないということです。
では、比較する時のポイントはなんでしょうか?
- 入院給付金日額(一日○○○○円)
- 入院保障日数(何日目から最大何日までか?)
- その他の保障内容(あるのか?ないのか?)
- 保障期間(終身か?定期か?)
これらが基準となって、ほぼ同一の条件の元で保険料を比較することができ、医療保険の価格比較ができるようになるのです。
最近の医療保険は各保険会社が競争力をつけるために様々な保障、特約を付けることによって魅力的な医療保険を発売しています。
三大疾病の保障や通院の保障など、魅力的な保障に惹かれるかもしれませんが、まずはキホンの保障部分で保険料が割高なのか、安いのかで医療保険を比較検討してみましょう。
ご自身が本当に欲しい保障はなにか?
保険会社は自社の医療保険を販売するために医療保険を開発、発売した背景、その理由付けをパンフレットや営業担当者のセールトークを通じて行っています。
営業担当者に会えば、それぞれの保険会社の強みをアピールされることでしょう。
参考になる情報も多いとは思いますが、最終的にはご自身がどのような保障を必要としているのかで判断することが必要です。
医療保険を販売する担当の人が良いと言っているから加入するのではなく、ご自身が必要と考えたから選択するというようにしたいものです。
それには、以下の点を重点的に考えることが大切です。
- 医療保険がどういった商品なのか?
- 提案されている各種保障にはどのような違いがあるのか?
- 自分にとって必要な保障であるのか?
医療保険選びのポイント
医療保険を選ぶといっても、人によって医療保険に求めるニーズは様々なのではないでしょうか。
あなたはどのタイプですか?
- シンプルな保障で保険料が安い方が良い
- 長期入院にも備えられる医療保険が必要
- 短期でたくさん保障される医療保険が必要
- 三大疾病に手厚い医療保険が良い
上記に上げた事例には当てはまらないという方もおられるかもしれません。
まずは、基本的な保障内容で比較し、その上であなたが必要としている保障の条件を決めておくことが重要です。
例えば、
- 三大疾病に手厚い保障が一生涯欲しいが、保険料は少しでも抑えたい。
- とにかくシンプルで分かりやすく、保険料の安い医療保険が良い
- 長期入院が恐いので、長期入院しても安心できる保険が良い
- 長期に入院することは少ないと聞いているので、短期入院がしっかり保障されれば良い
- 保険料の支払は多少高くても、支払いが早く終わる方が良い
ご自身が医療保険に何を求めているのか、整理した上で医療保険選びを始めることをお勧めします。
医療保険のパンフレットを見るポイント
各保険会社からの医療保険のパンフレットが手元に届くと、医療保険の比較・検討が始まることと思います。
そこで、医療保険を選ぶ際に必要となる保険選びのポイントをお伝えします。
①加入できる健康状態、年齢か?
医療保険を検討していたとしても、そもそも保険自体に加入することができなければ比較・検討しても意味がありません。
まずは、ご自身の健康状態が加入できる基準に達しているのか?
そして、加入時の年齢が保険の加入年齢内であるのか。を見ておくことが重要です。
加入できる年齢は保険会社によって違っています。
②定期か終身か?
医療保険の保障がいつまで続くのか?という点で重要となる「保険期間」で区分けします。
一生涯保障が続く「終身タイプ」なのか?
一定期間で保障が終わる「定期タイプ」なのか?
この2つで医療保険を分けます。
定期か終身かによって、保険料は大きく異なりますので注意が必要です。
③欲しい保障があるのか?
例えば、がんに手厚い、三大疾病に手厚い医療保険を探しているという方であれば、がんや三大疾病を手厚く保障してくれる特約等を付加することができるタイプの医療保険なのか?が重要です。
保障内容がシンプルで保険料が安い。というのがセールスポイントの医療保険であれば、希望を満たすことができません。
医療保険に対してどのような保障を望んでいるのかを明確にしておくことが、より理想的な医療保険選びへと繋がります。