医療保険の選び方

加入前に知っておきたい医療保険の種類

医療保険は各保険会社から様々なタイプの商品が発売されています。
たくさんあるように思ってしまい、選ぶのが難しいと感じてしまう方も多いかもしれません。
しかし、医療保険は大きくは2種の種類に分けることができます。ご自身の希望に合った医療保険の種類を選択しましょう。

医療保険の定期と終身

医療保険の種類としてまず大きな違いが保険期間、保障期間の違いです。
大きくは2つの種類に分かれます「定期と終身」です。

◆一定期間だけ保障の「定期」

契約に定められたある一定期間だけを保障するのが「定期」タイプの医療保険です。
期間は医療保険の契約によって異なります
10年間、20年間、60歳まで、70歳まで等
定期タイプの医療保険は契約時に保険期間を決めます。保険会社、医療保険の商品によっては保険期間の定めが決まっている場合もあります。(例えば、10年のみ)
一定期間のみの保障ですので、この後にご紹介する「終身」タイプに比べると保険料は安くなります。(同一の保障内で比較した場合)

◆一生涯保障する「終身」

「終身」タイプの医療保険というのはその名の通り「身が終わるまで、一生涯保障」する医療保険ですので、要は死亡するまで保障が続く医療保険ということになります。
保障が一生涯続きますので、保険が途中で終わらないという安心感があります。また、保険料が終身変わらないのも特長です。(終身払の場合)
例えば、50歳で大きな病気をして、その後も継続的に入退院を繰り返す可能性が高くなった。という場合でも、終身タイプの医療保険であれば保障が終わることなく継続していますので、ずっと保障を維持できるという安心感があります。
先ほどの定期タイプの医療保険であれば、保障が終わってしまう。という不安があるかもしれません。

医療保険は定期と終身はどちらが良い?

定期と終身の医療保険。どちらが良いとか悪い。ということはありません。
ご自身の考え方、ライフスタイルにとってどちらがより合っているのか。ということが重要です。
2つの種類の医療保険を組み合わせるという方法もあります。
子供が成人するまでの一定期間は手厚い保障が欲しいので、定期と終身の医療保険に加入し、子供が自立してから終身タイプの医療保険のみを継続することで、将来的な安心も手に入れる。という方法です。

医療保険の保障内容の違い

医療保険の大きな違いの2つ目は「保障内容の違い」です。
①入院日数、手術の回数に応じた給付金
②実際にかかった費用の保障

医療保険に加入し、実際に病気やケガで治療をした際に受け取れる給付金の受け取り方の違いです。

①入院日数に応じた給付金

現在、日本で発売されている一般的な医療保険はこちらのタイプになります。
加入している医療保険の保障内容、保障額に応じて、入院・通院・手術等の日数、回数に応じて給付金を受け取れるようになっています。
この保険の場合、実際にかかった費用は関係がありません。
例えば、病院支払う医療費が30万円だったとしても、入院日数が3日間で、入院給付金日額5,000円の保障の医療保険であれば、受け取れる金額は15,000円ということになります。
逆に健康保険を利用し、高額療養費制度も利用して病院に支払う費用が低く抑えられたとしても、受け取れる給付金日額は一緒です。

②実際にかかった費用の保障

実際に病院に支払う医療費の金額に応じて給付金を受け取れるのが「実費保障」タイプの医療保険です。
まだ、発売されている種類の少ない医療保険です。
実際にかかった医療費の分だけ給付金を受け取ることができますので、効率的な保険とも言えます。
医療保険で保障される保障の範囲、また実費で受け取れる給付金の限度額等は予め決まっていますので、どのような場合に受け取れるのかを事前に十分に把握しておくことが重要です。

まとめ

数多く発売されている医療保険の中から、どのようなタイプの医療保険を重視するのか人によって様々です。
なによりも、重要なのはご本人にとって医療保険に何を求めているのか?
医療保険加入の目的を加入前に明確にしておくことによって、より目的に合った、本人にとって適切な医療保険選びができるようになります。

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