別々の保険会社で入っている生命保険や医療保険。
例えば、3つの保険会社の生命保険や医療保険の控除証明書は全部出すのでしょうか?
控除には限度額がある
生命保険料控除が使える生命保険料には、上限となる金額(限度額)が予め決められています。
限度額を超えた分の控除証明書は不要ですので提出する必要がありません。
生命保険料控除が使える限度額以上にたくさんの保険に入り、たくさんの保険料を払っていたとしても使える生命保険料控除の額は一定額の上限があり決まっているのです。
ご自身にとって保険が必要であれば加入することで得られるメリットや安心感があります。また、たくさん保険に入ることで実際に保険の対象となる入院や手術、死亡事由に該当した際には、保険が非常に役立つことでしょう。
しかし残念ながら生命保険料控除は保険に加入した保険料の分だけ、無制限で控除が使えるというわけではありません。
控除の使い方がよく分からなければ
生命保険料控除は新・旧の保険料控除があるなど、もしかするとご自身の判断では間違っていて損をしているかもしれません。
会社にお勤めで年末調整を利用の方であれば、保険会社から届いた控除証明書はすべて勤務先の総務課等に持参して担当者の方に最大限使える方法を相談されるのが良いのではないでしょうか。
社内での人間関係や部署間でのコミュニケーションの問題もあるとは思いますが、一度聞いておけば後は毎年同じことの繰り返しです。
分からないことは、一度初心に戻ってしっかりと確認してみるのもおススメです。

複数の保険会社に加入している場合
生命保険料控除は複数の保険会社の組み合わせで加入していても合算して利用することができます。
生命保険や医療保険には複数の保険会社を組み合わせて加入されている方も多いのではないでしょうか。
- 死亡保険 A社
- 医療保険 B社
- がん保険 C社
- 個人年金保険 D社
というように、保障内容や保険料を比較して、保険ごとに保険会社が異なる加入の組み合わせを利用されている方も多いのではないでしょうか?
保険会社から届く生命保険料控除証明書には、保険料控除の額が項目ごとに書かれています。
複数の保険会社に加入されていたとしても、合算して生命保険料控除を利用することができます。