医療保険の選び方

先進医療保障が無い医療保険は意味がない?

少し前に「先進医療」という言葉だけが一人歩きしていた時期がありました。
先進医療保障が無い医療保険は意味がない?」とまで考える方が一時的に増えいたようにも思います。
保険会社からのセールストークだけではなく、ご自身にとって本当に「先進医療の保障は必要か?」ということをしっかりと考えることも非常に重要です。
今回は、先進医療保障の必要性と上手な保険の使い方を解説します。

基本保障をまずは確認

結論から言えば、医療保険の基本保障がしっかりと確保されていれば、先進医療については問題ないといえます。
先進医療があれば確かに助かる命があるかもしれません。しかし、先進医療を受けられる医療は全体から見ればほんの一部です。
それは、医療保険の先進医療保障の保険料を見てもらえればわかると思います。
(多くの保険会社では月払90~110円程度で設定しています)

保険料は月払90~110円程度。
医療保険のメインの保険料を考えてみると、保険料はとても安い印象を受けられるかもしれません。
「保険は確率」です。
保険会社が加入者に保険を使われる確率がどれくらいあるかで保険料が決まります。当然ながら確率が高いほど保険料は高くなっています。
先進医療の保険料が他の保障と比べると安いということは、それだけ先進医療を利用される方の確率が低いと想定されているからです。

先進医療の対象は?

一般の方が先進医療と思われている医療行為が実は「先進医療」が適用される治療ではない。ということも多々あります。
例えば、放射線治療や抗がん剤治療は先進医療ではありません。基本的には健康保険が使えます。
実は、先進医療という言葉からくるイメージから「最先端の治療はすべて先進医療」と思っておられるかもしれませんが、それ間違った認識です。
実際の先進医療は少し違うのです。

先進医療が無い医療保険

先進医療保障が付いていない医療保険は意味がないというのはやや行き過ぎた考え方のように思います。
実際、契約の際に先進医療は不要である。と先進医療保障を選択されない方もいらっしゃいます。
それよりも、医療保険のメインの保障部分があなたのニーズをしっかりと満たしているのかを確認し、見直していかれるのが良いのではないでしょうか。

先進医療付の医療保険に切り替える

先進医療の保障が必要という方は「先進医療保障が付いた医療保険」に切り替えるという方法があります。
現在加入されている医療保険を解約して新しい先進医療付の医療保険に切り替えるという方法です。

先進医療を保障する保険に入る

発売している保険会社は1社だけですが、先進医療のみを保障する医療保険を発売している保険会社もあります。
例えば、今まで加入されていた医療保険はそのまま継続されて、先進医療を保障する医療保険にのみ追加で加入することで、全体的な保険料は安く抑えるという方法もあります。

加入している医療保険に先進医療を付加

保険会社や加入している医療保険の種類、商品によっても異なりますが、先進医療の保障が付いていない医療保険に後から特約として先進医療の保障を付けることができる保険会社もあります。
その場合は先進医療特約の保険料だけが追加になりますので、より安い保険料で先進医療の保障を追加することが可能です。
加入している医療保険に先進医療の保障を追加する方法は、できない保険会社や医療保険商品も多いですので、気になる方は加入されている医療保険の保険会社にお問い合わせください。

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