保険相談の選び方

配偶者が保険金を受け取れない「生命保険の見直し放置」によって起こる悲劇

相談者さん
相談者さん
妻なのに保険金を受け取れないってどういうこと?

保険の見直しを放置してしまい、加入している保険をそのままにしていたことで起こってしまう悲劇があります。

そういった意味でも、今回はライフステージの変化に応じて対応が必要な保険見直しの重要性について解説をしていきます。

存在さえ忘れられる生命保険

生命保険は加入時は一生懸命に「あれこれ」と考え、検討し、最善を尽くすように手続きをされることが多いですが、
加入してから数日、数ヶ月、数年が経過すると

「入っていたことも忘れてた。。」

というくらい、保険の存在を忘れてしまう。という方も多いのではないでしょうか。
保険のことを思い出すのは

通帳やクレジットカードの明細を見たとき
保険会社からの加入内容確認の案内が来たとき

これくらいのタイミングだと思います。

特に保険会社からの加入内容についての確認は非常に重要な書類とも言えるのですが、
「封筒を開けてもいなかった」ということもあるかもしれません。

それくらい、

特に何も起こっていないタイミングでは保険が日常生活において重要ということもないでしょう。
また、常日頃から保険のことを気にしているという方もあまりいらっしゃらないと思います。

日常的に生命保険のことを気にする必要は無いと思いますが、
ライフステージに変化が起こった際には必ず保険の内容を見直すことが重要です。

変化に応じて見直しが重要

人生には様々な変化が訪れます。
例えば、

  • 結婚した
  • 別居した
  • 離婚した
  • 子供が生まれた
  • 親が亡くなった
  • 転職した
  • 退職した
  • 起業した
  • 収入が減った

といったように様々な変化が「保険に関わること」として影響を与えています。

ご自身の人生において変化が起こったとき、加入している保険が適正なのかを確認し、そして必要に応じて見直しの手続きをすることが重要です。

変化前には最適だった保険

ご自身が何らかの変化をする前には最適だった保険であっても、
変化が起こり、そしてその変化が定着することによって、
加入ている保険は変化する前と比べると「最適では無くなっている」という状態になってしまうことがあります。

わかりやすい例では「結婚」です。

  • 独身時代に最適な保険
  • 結婚してからの2人の保険
  • 子供ができてからの家族のための保険
  • 子供が独立してからの保険
  • 死別、離別してからの保険

というように、結婚という状態においても様々な変化があります。
その時々に応じて、最適な保険というのは当然ながら違います。

重要なのは「受取人」

保険の見直しということになると、意識として強く働くのは

  • 加入している保険の入り直し
  • 新たな保険の追加
  • 保険の解約・減額

このようなイメージが強くあるかもしれません。
もちろん、状況に合わせて最適な保険への見直しは必要ですが、

さらに重要と言えるのは保険契約の状態を時々の状況に合わせて最適に保っておくということです。
その中でも大切なのが「受取人」です。

今回のタイトルにも入れていますが、受取人を放置しておくことによって実際に起こってしまう悲劇として

配偶者なのに保険金を受け取れない。

という状況が発生することがあります。

配偶者なのに保険金が受け取れないとは?

生命保険(死亡保険)は保険の対象となっている(被保険者)が死亡時にお金を受け取ることができる保険です。

では、この生命保険から出てくるお金は誰が受け取れるのでしょうか?

答えは「受取人」です。

決して、配偶者とは決まっていません。

死亡した時点で、加入している生命保険の受取人が配偶者以外になっていれば、当然ながら配偶者は保険金を受け取ることができませんん。

独身時代から続けている保険

独身時代から継続して加入している保険を結婚後もそのまま続けている場合を考えてみましょう。

当然ですが、まだ結婚をしていないので
多くの場合、結婚前の加入時に指定されている受取人は親か兄弟姉妹。ということになっているでしょう。

結婚後も特に手続きをすることなく、受取人がそのままになっていた場合。

結婚後に配偶者が亡くなり、独身時代から入っていた保険から死亡保険金が受け取れることが分かり手続きをしようと思ったら、
受取人は亡くなった人の親や兄弟になっていた。

ということになります。

この場合、生命保険金を保険会社から受け取った後にどのように使うかを親族間で話し合うことができればいいのですが、

配偶者の親族とはあまり良い関係ではなかったり、うまくコミュニケーションを取れない場合。
また「お金のこと」になると揉めてしまう可能性もあります。

再婚前からの保険

トラブルとして多いのはこちらのケースです。

再婚前から加入している保険は若い時に入っていたこともあり、保険料が安いのでそのまま継続することにした。
ところが、受取人変更の手続きはせずにそのままになっていたため受取人は契約時のままになっている。

契約時の受取人は再婚前の以前の配偶者。

このような場合、もし配偶者が死亡したとなれば生命保険金を受け取ることができるのは以前の配偶者ということになります。

常に受取人は確認する

毎年、保険会社からは加入内容についての確認の書類が届きます。

保険の内容について考えるのは大変かもしれませんが、ポイントとして確認しておきたいのは「受取人」です。

ご自身の状況が変わった時に様々な手続きをされることと思いますが、保険のことは意外と忘れがちです。

保険会社から書類が届いたら「受取人が誰になっているか」だけは必ず確認するようにして、ご自身の「現在」の環境にとって最適な人の名前が記載されているかを確認しましょう。

受取人の変更は簡単

受取人を変更するのは簡単です。
書類の記入、本人確認書類の提出などは必要となりますが特に難しいということもないでしょう。

また、受取人への確認や受取人の署名・捺印も不要です。

契約者が受取人を指名しますので、受取人に確認を取る必要もありません。

例えば、

再婚前の配偶者が受取人になっている保険の契約内容を変えたい場合。
以前の配偶者に連絡を取ったり、書類を書いてもらう必要はありません。

契約者が新たな受取人として最適な人を指定し、記入をするだけです。

変化に合わせて保障内容も見直し

ここまでは、保険見直しの基本的な部分となる「受取人」の確認ついて書いてきました。
あまりにも当たり前すぎることかもしれませんが、意外と見落としていたり、放置していることが多くありますので注意したいところです。

さらに、ライフステージに大きな変化が起こった時に

その変化に合わせた保険の見直しも重要です。

先ほどに事例としてあげた結婚の例であれば

結婚 → 子供ができる → 子供が独立 → 死別

というのが一般的な流れですが、

当然ながら、お子さんがいらっしゃる夫婦とお子さんがいない夫婦では保険の入り方も違います。

さらにお仕事や収入の関係によっても保険の入り方は変わります。

ライフステージが変化していく時、それに応じた手続きはされると思いますが、合わせて保険の見直しも忘れずに行うことで

変化に合わせたリスクの軽減を実行することができます。