医療保険の選び方

テレビのCMでもよく見る「医療保険」ってなに?

テレビのCMやインターネットの広告で「医療保険」という言葉を最近は本当によく見かけるようになりました。
「医療保険」とは基本的にどのような商品なのか?ご存知でしょうか?
医療保険は生命保険の一つです。
入院、手術、通院、先進医療等を受けられた時に、保障内容に応じて給付金を受け取ることができるのが医療保険です。

様々な医療保険が発売されている

医療保険といっても日本の生命保険会社からは、様々な種類の医療保険が発売されています。医療保険の基本的な保障は「入院と手術の保障」です。
基本の保障にオプションとして様々な保障を付けることで各保険会社は医療保険に独自性を出し、商品の優位性や競争力を高めています。
同じ保障内容、同じ年齢・性別であっても、保険会社によって医療保険の保険料は異なりますまた、オプションとなる「特約」の保障内容についても保険会社によって違いが出てきています。
そのため、同じ条件下で簡単に医療保険を比較するのが非常に難しくなってきています。

例えば、

A社から提示されている医療保険のプラン
B社から提示されている医療保険のプラン

同じ「医療保険」であっても、保険料は同じではなく、また保障内容も同じということはありません。

医療保険と医療費の支払い

医療保険は加入している医療保険の保障内容に応じて給付金を受け取れるという仕組みです。
ですので、医療費の支払いとは一切関係がありません。
病院窓口での医療費の支払いが「0円」であっても、「10万円」であっても、医療保険から受け取れる給付金の額は一定額で決まっています。

例えば、事故に遭い被害者側であった場合に、医療費は加害者の側が全額負担してくれるということであっても、自分が加入している医療保険から給付金は受け取ることができます。
また、自治体等の医療費の助成を受けられた場合でも同じです。
難病指定の病気をされて難病の治療をされ、医療費がかからなかったとしても、医療保険から給付金は受け取ることができます。

逆にどれだけ多くの医療費がかかったとしても、医療保険から受け取れる給付金額は決まっています。
例えば、50万円の医療費が必要だったにも関わらず、加入している医療保険からは5万円の給付金しか受け取れなかったとします。
そうすると「わたしの加入していた医療保険は役に立たなかった」という結論になってしまう可能性があります。

理想を言えば「過不足なく」適正な給付金が受け取れる医療保険に入ることです。
しかし、残念なことに誰もがどのような病気やケガをして、どのような治療をするのかは分かりません。

医療保険に入っても、一切病気やケガをすることなく(医療保険を利用する機会が無く)一生を終えるかもしれません。
医療保険には最小のプランで入ったけれども、その後に大きな病気で入退院を繰り返し、加入している医療保険では医療費の負担が補いきれない。ということになるかもしれません。

将来のことは誰にも分からない。
医療保険は分からないことに対しての備えではありますが、必要以上に不安を増大させることはありません。

医療費以外の保障を確保

「医療保険」という商品名から医療保険は「入院や手術をしたときの治療費を保障するため」という認識が強いかもしれませんが、医療保険に加入しておくことで治療費だけではない費用負担の確保にも役立ちします。
入院や手術をすることによって必要となる費用の例としては

  • 治療費
  • 差額ベッド代(個室料金)
  • 雑費(テレビ代、雑誌等のエンタメ等)
  • 食費(病院で提供される以外のお菓子等)
  • お見舞い返し
  • お見舞いに来る家族の交通費
  • 家族の食費等生活費
  • 入院中の固定費(家賃・住宅ローン・光熱費等)
  • 入院中の収入減(営業・残業手当等)

入院をされる方の生活環境や家族構成、お仕事等によって必要な費用は異なります。
イメージが難しいかもしれませんが、「もし入院をすることになったら?」という想定の下にどのような費用負担が発生し、どのような保障の確保が必要かを考えておくのが医療保険を検討する上では重要です。

保険会社からの提案はモデルケース

医療保険を検討、相談する際には保険会社や保険営業担当者、医療保険のパンフレット等を参考にされることと思います。
保険会社が用意しているのは、あくまで一般的な事例のモデルケースです。
ご自身の状況に近いものもあるかもしれませんが、まったく同じということはありません。
保険会社の考えるモデルケースに従うのではなく、ご自身の考え方で医療保険に加入されるのがおススメです。

まとめ

医療保険は病気やケガで入院・手術をした時に経済的な保障をしてくれる商品です。
受け取ったお金の使い道は自由。
治療費に充てることもあれば、治療費以外の様々な費用の補填にも使えます。