医療保険の選び方

夫婦で入る「夫婦型保険」のメリットとデメリット

夫婦型保険

最近は「夫婦型・家族型」タイプの保険を発売する保険会社が無くなってきました。
以前から保険に加入しているという方の中には「夫婦型や家族型」といったタイプの保険があります。
夫婦・家族がセットで加入できるので、2人分の保険と考えると割安に思え、保障内容が充実、保険の管理も楽なように感じてしまいます。
しかし、近年の傾向としては人気の夫婦型・家族型保険が減少しています。人気があったにもかかわらず無くなっているのはどうしてでしょうか?

夫婦型保険の商品自体は無くなりつつあります

夫婦2人分がセットになった夫婦型保険はメリットが多いように思えますが、夫婦型の保険については取り扱いを終了する保険会社が多く、新規で加入できるタイプの保険は私の知る限りではありません。
保険会社によって様々な理由があるとは思うのですが、私が考える夫婦型保険のデメリットをお伝えします。

離別に弱く、妻に不利

夫婦にはいつかは必ず「離別の時」が訪れます。死別かもしれませんし、離婚かもしれません。
死別に関しては、同じタイミングでご夫婦同時に亡くなられるという確率はかなり低いでしょう。どちらかお一人が残されるというケースがほとんです。
そんな時、遺された人の保障と夫婦型の保険はどうなるのでしょうか?
考えたくはないですが、将来確実に訪れる離別を想定して夫婦型の保険は考える必要があります。

特に現時点で夫婦型の保険に加入しているという方は、将来の保障についてこの機会にしっかりと見直されることをおススメします。

女性に不利な場合が多い

夫婦型の保険は夫婦が対等な保障内容という保険もありますが、配偶者(妻)の保障は夫の保障の60%~80%という低い保障額に設定されている場合があります。
これは、女性が専業主婦であったり、収入が夫より少ないという従来前とした考え方からきているもので、妻の方が何かあった時のリスクが低いという理由から配偶者(妻)の保障が少なくなっているのだと考えられます。
しかし今も昔も、女性だからリスクが低いということもありませんし、保障が少なくても良いという理由もありません。
また、先ほど書いたように離別後のことを考える必要があります。

女性に不利な保険
女性に不利な保険になっていないか?

「死別」の場合

日本人の平均寿命をみると女性の方が長生きです。
夫婦の年齢差にもよりますが男性が先に亡くなり、女性が残るというケースが日本では多いのではないでしょうか。
夫が先に無くなり、妻が遺される。そのような状況になった時「夫婦型保険」が女性一人でも継続できる保険かを事前に確認しておくことが大切です。
保険会社によっては、配偶者の妻が遺されても継続はできるが、保険料は夫婦型のまま。という場合があります。当然ながら、保障内容も同じです。

もしも、妻が一人遺されたとしても夫婦型の「配偶者(妻)」の保障内容で十分に保障があるといえるのかを少しでも若くて健康な内に保険の見直しをしておくことが重要です。

「離別」の場合

保険のメインでる「主たる被保険者(主被)が夫」であれば夫婦型保険の妻は保障から切り離されます。
そして、その時点で妻の保障は無くなります。
離婚して、保障が必要ないということであれば問題はありません。

しかし、それまでに妻が「がん」等の大きな病気をされている場合。
保障は継続しておきたいはずです。しかし、離婚することによって保険からは切り離されてしまい、新しく加入し直したいとしても、加入できる保険が無いということが考えられます。

離婚の場合は入り直しが必要

夫婦型や家族型保険というとメリットが多そうですが、上記のような「離別」ということも考慮してご検討されるのがいいでしょう。

特に「離婚」ということになった時は、妻は入り直しが必要です。
また、夫についても再婚ということもあれば、新たな保険に入り直す可能性があるかもしれません。

夫婦は別々の保険に入る

おススメは夫婦セットのようなタイプの保険ではなく、家族それぞれが必要な保障に応じて別々の保険に加入するという方法です。
夫婦が一緒の保険会社の一緒の医療保険というような入り方でも大丈夫です。
「主たる被保険者」(保障の対象となる人)が別々の保険にそれぞれが入るということが重要です。
そうすることによって、ご家族のどなたかが独立されたとしても、独立した保障を継続することができるからです。

離婚時にはトラブルになりにくい

夫婦がそれぞれに保険を持っておくメリットとして、離婚時にトラブルになりにくいということがあります。
それぞれが独立した保険ですので、離婚後も継続するかどうかは夫婦別々に考えることができるからです。
別離のことを考えて保険に加入するというのも違和感を感じられるかもしれませんが、起こるはずが無いようなことに備えておくのが保険です。保険の入り方もリスクヘッジになります。

家族で情報を共有する

保険に入る時、保険に入ったら、家族と情報を共有しておかれるのがおススメです。
特に医療保険は、ご自身が入院や手術をした時に給付金を受け取るための保険ですので、他の人に知らせる必要がありません。
しかし、日頃から家族が情報を共有しておくことで、突然の病気やケガ等でも慌てることなく対応できるかもしれません。