医療保険の選び方

医療保険を契約時に一括払するメリットとデメリット

医療保険の一括払

医療保険の契約時に一括でまとめて保険料を支払うことで、保険料の支払いが終了するという医療保険があります。
一時払や全期前納タイプの医療保険とも言われます。

  • 毎月、毎年一定額を保険料をずっと払い続ける医療保険
  • 契約時にまとめて保険料を支払うタイプの医療保険

どちらの医療保険がお得なのでしょうか?

相談者さん
相談者さん
保険料を全部支払ったら将来の支払いが楽だから良いということでしょうか?
保険見直し.net
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実は単純にそうとも限らないので、一括払の注意点を解説します。

先に保険料の支払いを終えてしまう安心感

契約当初に一括で支払う医療保険の保険料は保険会社や医療保険の商品の保障内容によって大きく異なります。
一括払いであれば、契約時に保険料の支払いが終了し、保障期間中はずっと医療保障が継続します。
そのため保険料が途中で払えなくなることによって、保障が終了するというような心配がありません。
保障が途切れないという安心感が得られるのが最大のメリットなのではないでしょうか。

毎月、毎年、保険料を継続的に支払うタイプの医療保険の場合。
医療保険の保険料を支払い続けているいる間は医療保障があり、入院や手術をしたときに保障を使うことができます。しかし、保険料を支払うことができなくなり、支払いがストップすれば当然ながら保障も終了します。

契約時に一括で保険料を支払ってしまうことによって、契約後は保険料の支払いの心配なく保障を継続できるのが大きな特長でありメリットでもあります。

保険料は割高ではないか?

先に保険料を支払うことによって、保障を継続的に得られる安心感は得られますが、一括で支払う保険料が高いのか?安いのか?を判断しておくことも重要です。

終身タイプの医療保険で一括払いをする契約の場合であれば、長生きすればするほど保険料はお得になります。

例えば、一括払いで医療保険に入り加入後数年で死亡した場合。その時点で医療保険は終了します。
医療保障の部分だけを見れば、保険料は生きている間の入院や手術の保障に対して支払っているので、死亡保障が付いていなければ死亡時にはお金を受け取ることができません。
(保険の種類によって、死亡払戻金がある場合があります)

50歳で一括払をして60歳で死亡。ということであれば、一括払よりも、毎月払いの方が支払う保険料の総額は安かった。という可能性が高くなります。
一方で、50歳で一括払をして99歳で死亡。ということであれば、毎月払いよりも、一括払いしていた方が総額の保険料が安くなる。という可能性が高くなります。

何歳の時点で、月払(年払)の保険料よりも一括払いの保険料の方が安くなるのかは、保険会社、医療保険の種類によって異なります。
また、先ほどの事例であれば。99歳以降も長生きした場合。毎月払いだと保険料は長生きすればするほど支払い続ける必要がありますが、一括払いであれば支払いは終了していますので保険料負担の心配はありません。
終身保障タイプであれば、長生きをすればするほど、一括払をした医療保険はメリットが大きいということになります。

日本人の寿命が延び「人生100年時代」とも言われていますので、保険料の負担が無く保障が続くのは魅力的な保険のようにも思えます。

メリットもデメリットもある

医療保険の保険料を契約時に一括払いすることは「いつまで生きるのか?」という人間にとって最も予想が難しい「寿命」のよってメリット、デメリットの両方があります。
一括払で医療保険に加入される場合はある種のあきらめも必要かもしれません。
一括で保険料を払うことによって一生涯の保障は得られる。その安心感を買った。ということがご自身で納得することができるのであれば価値のある買い物と言えるのではないでしょうか。

人生100年時代の保険選び

デメリットは見直しが難しいこと

一括払の医療保険の最大のデメリットは将来的に医療保険の見直しが難しいということです。
加入している医療保険の保障内容が歳月の経過と共に適正な保障内容ではなくなる可能性が出てくるからです。
加入時点では世の中で最高の医療保険であったとしても、20年、30年後も最高の医療保険であり続けられるとは限りません。
特に最近は医療保険という商品のサイクル自体が非常に早くなっており、新商品が次々と発売されているような状況です。
保険に入ったと思ったら、新しい医療保険のテレビCMが始まっていて、そちらも気になっていまう。ということはないでしょうか?

加入した医療保険を見直して、新しい医療保険に入り直した方が良いという場合が将来的に生じるかもしれません。
そのような保険見直しが必要とされる場面であっても、既に一括払いで保険料の支払いが終わっていますので医療保険を見直して新しく入り直す方がデメリットが大きくなります。
一括払の医療保険をお考えの方は、将来の保障内容の見直しのことも念頭に置いてお考えになってはどうでしょうか?

相談者さん
相談者さん
加入した保険の見直しができないというのは、確かにデメリットかもしれませんね
保険見直し.net
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年々、社会の変化が激しくなっていますので、注意が必要かもしれません。

医療保険選びに正解は無い

保険という商品そのものの性質でもありますが、医療保険の支払いは一括が良いのか、毎月・毎年定期的に支払うのが良いのかには正解がありません。
手元に資金がある内に一括払の医療保険に入ったら、加入後に罹った病気が長引き、収入の目途も立たなくなり、保険料を払わずに保障が得られる医療保険がとても頼りになった。
ということもあれば、

一括払の医療保険に加入した数年後に医療制度の大きな改革があり、加入した医療保険ではほとんど役に立たないことが判明して、保険を見直して入りなおした方が断然良いということが判明した。という可能性もあります。
将来どのようなことが起こるかは誰にも分かりません。
ですので、まずは「現在」のご自身にとって最適な保障を重視した最適な医療保険を選んでください。

その上で、保険料の将来的な支払いに不安を感じたり、現在の手元資金には余裕がある。ということであれば、選択肢の一つとして一括払いの医療保険を検討するというのもおススメです。

相談者さん
相談者さん
一括が必ずしもいい方法とは限らないことがよく分かりました。
保険見直し.net
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メリット・デメリットを理解した上で医療保険を選びたいものですね。