保険の見直しを元保険ショップ店員のFPが解説

加入している生命保険や医療保険、がん保険の見直し。がしたい。
これから新たに加入する生命保険を考えたい。
でも、保険のことは「よく分からない」。そんな方が多いのではないでしょうか。

保険見直しネットでは保険の見直しをテーマにして、保険のことを少しでも分かりやすくお伝えすることができればと思い16年の生命保険募集人経験のある 元保険ショップ店員のFP(ファイナンシャルプランナー)が保険の見直しポイントを解説しています。

保険見直しとは何か?

保険の見直しというと皆さんはどのようなイメージを持っておられるでしょうか?
保険を「見直す」ということはその言葉の通り、まずは保険を見る、そしてご自身の希望が実現するような方向性に「直す=軌道修正する」ということです。
そのため、保険見直しを実現するには2つの過程が必要だと考えられます。

  1. ご自身の保険に対する不安要素を知る
  2. 加入している保険の現状を知る

これらをしっかりと把握した上で、どうしたら不安を解決することができるのか?を考えるのが保険の見直しです。
これはご自身が加入する保険の「目的」にも繋がるものです。
さらに、保険を見直すにはいくつかの選択肢があります。

  1. 加入している保険を解約する、減額する
  2. 新しい保険に入り直す
  3. 現状の保険に保障を追加する
  4. 何も変えずにそのまま継続する

いずれであっても「見直す」ということには変わりはありませんが、結果としてどのような選択をするのかは自由です。

ここからは、保険種類ごとに保険見直しのポイントを解説していきます。
最終的には、加入している保険すべてを対象とした総合的な見直しが理想ではありますが、まずは個別の保険の見直しポイントを知ることによって保険見直しの方向付けができるようになります。

死亡保険はどんな保険?

生命保険と言えば「亡くなったら●●万円もらえる保険」というイメージが一般的には強いのかもしれません。
「保険と言えば死んだときの保険」と考えておられる方も多いのではないでしょうか。
死亡保険は保険の対象となる人(被保険者)に万一のことがあったとき(死亡時)に残された遺族が経済的に困ることが無いように準備しておくための保険です。

死亡保険の見直しポイント

当然のことではありますが、保険に加入している本人(被保険者)は保険金を受け取ることができません。(既に死亡しているからです。。)

後に遺された「ご遺族」が経済的に困らない額はいくらなのか?を考えて加入するのが死亡保険です。必要な保障額は家族構成、収入、職業、ライフプラン等の様々な要因によって異なります。
また、現時点で必要な保障額と数年後の未来に必要な保障額も異なります。
ご自身に万一のことがあったときに遺された家族にとって必要となる保障額と保障期間を考えることが死亡保険の見直しでは重要なポイントです。

医療保険とはどんな保険?

最近は先ほどの死亡保険よりも人気が高まっているのが医療保険です。
テレビCM等の広告を見る機会も増え、認知度も上がってきているのではないでしょうか?
死亡保険には入らないけれど、医療保険には入っておきたい。というような方も増えてきています。
医療保険(入院保険)は病気やケガで入院や手術・通院等した際に、加入している医療保険の保障内容に応じて給付金を受け取ることができる保険です。 医療保険は病気やケガを幅広く保障する保険ですが、がんや生活習慣病、女性特有の病気、ケガ、介護、就業不能、精神疾患等を手厚く保障するタイプの医療保険や特約も発売されています。

医療保険の見直しポイント

先ほどの死亡保険との大きな違いは「ご自身のための保険」という点です。
医療保険の対象となる被保険者(ご自身)が病気等をした際、生きている間に受け取ることができる保険になります。

医療保険の見直しをする際に重要なのは日本の社会保障(健康保険等の医療制度)と医療の実情です。
現在発売されている医療保険の目的は「公的医療保険制度(健康保険)補完」にあります。健康保険の経済的な不足を補う。というのが目的です。
その医療制度自体が大きく変わったときに、加入している医療保険でもしっかりと補うことができるのか?が見直しのポイントです。
また、医療技術の発達により病気やケガの治療に変化が起こっています。
そのような変化に対応している医療保険かどうかを確認することが重要です。

がん保険とはどんな保険?

保険のタイプとしては医療保険と似ています。
医療保険はほとんどすべての病気・ケガを保障するという幅広さを持っているのに対して、がん保険は「がん」という病気に特定して保障されている保険です。

がん保険は「がん」という特定の病気に限って、入院や手術、がん保険の種類によっては通院や抗がん剤治療、放射線治療、先進医療といった治療に対して給付金を受け取ることができる保険です。

がん保険の見直しポイント

がん保険の見直しポイントとして重要なのは「がん治療の変化」です。
医療技術の進歩は目覚ましく、既に加入しているがん保険の保障内容が現在、そして未来のがん治療に対して有効に機能するのか?(保障されるのか?)というということを考える必要があります。
がん保険は「古い保険は良い保険」とは限らない場合があります。
ですので、定期的に保険を見直す必要がありますが、一度でも「がんと診断」された場合は新たにがん保険には加入することができなくなりますので、注意が必要です。

学資保険とはどんな保険?

最近では低金利の影響によって、魅力的な利率の学資保険が減ってきました。また保険会社によっては学資保険の取り扱いを終了したり、縮小している保険会社もあります。
学資保険の目的は子供の教育資金を計画的に準備するための一つの手段です。
契約者となる父または母に万一のことがあったときは保険料の払い込みが免除され、以後の保険料は支払わずに将来、学資保険からお金が受け取れるという保障がある学資保険もあります。

学資保険の見直しポイント

学資保険のポイントは「いつ」のタイミングで「いくら」の保険金を受け取ることができるのか?ということです。
特に保険料をいくら払って、いくら受け取ることができるのか?という、保険の貯蓄性に関するパフォーマンスを重視する保険です。

近年発売されている学資保険は支払う保険料の総額よりも受け取れる学資保険金の方が少ないという「元本割れ」となる学資保険もありますので、以前のように「学資保険が教育資金の準備として最適」とは言えなくなっています。
また、学資保険を見直す場合は契約の途中で解約するとなると支払った保険料よりも少ない金額が戻ってくる「元本割れ」もありますので、注意が必要です。

個人年金保険とはどんな保険?

老後に備えるために厚生年金や国民年金といった公的な年金制度は別にお金を貯めておくのが個人年金保険です。
個人年金保険も貯蓄性の高い保険商品ですので、近年の低金利の影響によって個人年金保険を販売している保険会社が減っています。
多くの保険会社は日本円での個人年金保険の販売を終了しています。
リスクは高くなりますが、外貨建ての個人年金保険は販売されています。

個人年金保険の見直しポイント

個人年金保険を見直したいと思われる多くの要因は「保険料の負担が重い」ということかもしれません。
個人年金保険の保険商品自体はシンプルで支払った保険料に金利が乗って、将来お金を受け取れるということで、新しいタイプの保険がでているということはありません。
先ほども書きましたが、低金利の影響によって新しい個人年金保険は商品自体が存在しなかったり、以前の個人年金保険に比較すると利率が悪くなっています。
個人年金保険の見直しをされる場合の注意点は、新たに加入するのは難しいという点です。

就業不能保険とはどんな保険?

働くことができなくなった時の保険として近年登場してきた新しいタイプの保険です。
病気やケガを要因として仕事ができなくなってから数か月が経過してから保険金・給付金を受け取ることができる保険です。

就業不能保険の見直しポイント

近年出てきたばかりの保険ですので、まだまだ加入されている方も少ない保険です。見直しポイントとしては給付要件です。
どのような病気が対象か?対象外か?
また、どれくらい働けない状態が続けば対象となるのか?
加入している保険からお金が受け取れる条件は保険会社によって異なります。
将来的には、さらに条件の良い就業不能保険が発売されるかもしれません。そんな時は、既に加入されている保険との違いを知ることが保険見直しのポイントとなります。

総合的に保険を見直すポイント

今までは保険の種類ごとに保険見直しのポイントを解説してきましたが、多くの方は、複数の保険に同時加入されていることと思います。
保険の見直しといっても、医療保険だけを見直すのではなく、加入している複数の保険を総合的に判断して保険見直しをしたいと考えておられることでしょう。
そこで、利用したいのが保険の専門家と言われる人たちです。
日本にはたくさんの保険見直しを相談できる場所があります。特に大きなショッピングモールに行けば必ずと言っていいほど保険ショップが入っています。
ありがたいことに日本では無料で保険見直しの相談ができるような仕組みになっていますので、いつでも気軽に保険の相談が可能です。
そういった保険を専門的に扱う人に相談をすれば、ご自身では気づくことができなかった保険に対する不安や必要性を教えてくれるかもしれません。

保険見直し相談
保険見直し相談

販売者都合の保険見直しにならないために

保険見直しをする際に最も懸念されるのは「販売者都合の保険見直し」になってしまわないかということです。
保険の見直しを無料でやってくれるところは日本全国にたくさんありますが、すべては営利目的をした事業として行われています。
無料で相談をした結果、行きつく先が保険を販売する人が売りたい保険の見直しではなく、ご自身が本当に必要とする保障内容の保険へと見直されていることが重要です。

保険見直しは死亡保険より医療・がん保険を重視

保険の見直しネットでは「保険見直し」というカテゴリーにおいて重視しているのは一般的な保険見直しのイメージが強い生命保険(死亡保険)の見直しではなく、医療保険やがん保険といったタイプの保険見直しを重点的に解説しています。

上記の記事でも解説していますが、生命保険(死亡保障)の見直しというのはとてもシンプルです。
基本的な知識があれば見直すことができる保険とも言えます。

死亡保険は保険の対象となる人(被保険者)以外の人のために役立つ保険です。遺された遺族に必要な経済的な支えや相続税対策を目的としています。
ですので、考え方としては死亡保険は「自分以外の人のための保険」とも言えます。

一方で医療保険やがん保険は「自分自身が生きている間の保険」です。
よりよく生きる、より自分らしい人生を生き抜くためのサポートとなってくれる保険です。

医療保険・がん保険の選び方

医療保険やがん保険は病気やケガで入院や手術をした時の金銭的、経済的なリスクに備えるための保険商品です。
医療保険は基本的には保障内容がシンプルな商品が多いのが特長です。そのため、医療保険の基本事項をおさえることで医療保険のパンフレットの内容は簡単に理解できるようになります。
医療保険の基礎知識を備えた上でご自身にピッタリな医療保険の比較検討をすることで、医療保険選びがとても簡単になることでしょう。
医療保険を見直したい、がん保険を見直したいといった方にもお役立ていただける内容となっています。

元保険ショップ店員が保険見直しを解説

この記事を書いている私自身は2019年まで保険代理店を経営し、保険ショップのスタッフとして勤務していました。
現在は保険の仕事から離れてフリーランスで仕事をしています。ですので、保険販売という「販売者」の立場を離れたことによって、より消費者の皆さんに近い立場で保険の考え方、知識についてお伝えできればと思っています。

保険の「よく分からない」を解決

日本の保険加入者は世界的に見ても最も高い加入率を誇っています。
生命保険や医療保険という商品そのものは身近な存在になっているのではないでしょうか。
ところが、多くの人が加入しているにかかわらず「保険は良く分からないもの」として捉えているのが現状です。

保険に関する質問を中心に解説

保険見直し.net」では実際のお客様からいただいていた「よくある質問」を中心に構成されています。
ご自身の保険に関する疑問の中から近いものを選んでご覧になっていただき、保険選びや保険見直しの際の参考にしていただければと思います。

保険は簡単です

保険に対しては「難しい、ややこしい、よく分からない」という思いを持っておられる方も多いのかもしれません。
実際、私が保険ショップ店員としてお店で対応したお客様の多くは「保険のことは良く分からない」と相談に来られていました。

私が保険ショップ店員として心がけてきたことは「分からない保険を少しでも分かりやすくお伝えする」ということでした。
私が対応してきたお客様にどれくらいお伝えできていたのかは分かりませんが、私の販売方針として掲げていたことの一つです。
分からないことをそのままにせずに、その場でまずはしっかりとご自身で理解していただいた上で、ご自身の判断として保険のことを考えていただきたいと考えていました。

実際、保険ショップの店舗での短い相談時間ではありましたが、保険見直しのポイントをお伝えすることで、理解が一気に進んだという方は多くいらっしゃいました。

ご自身で判断できるために

インターネットで保険契約をする場合は別ですが、最終的に「人(保険募集人)と保険の相談をする」ということであれば「誰と相談をするのか」も非常に重要な要素になります。

日本には生命保険の相談をする先はたくさんありますが、実際にはそのほとんどが「保険販売を前提とした相談先」であることがほとんどです。

「無料保険相談」のような保険相談を活用するのは、ご自身の保険見直しを実行する上では非常に有意義な方法ではありますが、最終的に保険について判断をするのはご自身です。
ご自身がしっかりと検討する保険に対するメリットとデメリットを把握した上で、最良の選択ができる。というのが理想です。

保険見直しの最初の一歩をご自身でしっかりと歩めるように、保険見直しネットを通じてサポートできれば嬉しく思います。